大吟醸「北翔ほくしょう」の醸造元、大洋酒造は新潟県村上市に位置し、
江戸時代から町を流れる三面川(みおもてがわ)の鮭が藩財政の重要な財源になっていました。
元文元年(1736)には鮭の溯上(そじょう)を回復すべく、村上藩士である青砥武平治(あおとぶへいじ)が世界に先駆け鮭の回帰性を発見し、「種川の制」を設け画期的なふ化増殖システムを確立したのです。
明治維新によって家禄を失った武士たちは貧しい中でもこの鮭の収入を蓄積し、これを弟子の教育資金に充てました。
この制度は昭和20年代まで続き、この鮭の収入によって教育を受けた人たちを村上では「鮭の子」と呼んでいます。
青砥部平治が「鮭の子」に託したであろう夢「いつかはこの越後の北のはずれから飛翔し全国に名を馳せたい」その思いを銘柄に反映させ「北翔ほくしょう」と言う銘柄が誕生しました。
先人の心を受け継ぎ、「鮭」を「酒」に代えてより良い酒造りに没頭している蔵人たちが醸しだす美酒をぜひご賞味下さい。

